どーも、情弱金融商品と言われがちのロボアド・THEO(テオ)を細々と運用しているちゃだいん(@chadain0809)です。
なぜ手数料が1%もするTHEOなんて手を出したの?
eMAXIS Slimシリーズなんかは信託報酬0.1%台の低コスト商品もあるし、SBI・バンガードS&P500インデックスファンドなんて0.1%切ってるよ?
バンガード社のSPYDなんて、経費率0.07%だよ?
は?
正気?
THEOは海外ETFを自動売買してくれるから良いって?
は?
そんなもん、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)で十分だろ?
バランスファンドなのに信託報酬0.154%だよ?
THEOなんて正気?
…………………(涙目)。
といった具合に、ロボアドで運用している方は、肩身の狭い思いをしている事でしょう。
こういったやり取りがあったのかは分かりませんが、SNSでは、ウェルスナビやTHEOを解約しました!といった報告ツイートを多く見かけます。
しかしながら皆さん。
子供の頃、テレビゲームしたことありませんか?
僕は友達とすることもあれば、学校をずる休みして親に隠れて音量を最小限にして楽しんだりしてました。
一人で楽しむテレビゲームの相手はコンピューターですよね?
勘の良い方は、もうこの薄っぺらい導入に嫌気がさしていることでしょう。笑
テレビゲーム(株式投資)をコンピューター(THEO)相手にやったら面白くて案外学びもあるんじゃないか?というお話です。
株式投資の成果を語るときに良く比較されるのが、S&P500に連動するインデックスファンドへの積立投資で期待できる年利7%前後です。
これにTHEOを加えて、
自分の投資成績 vs S&P500 & THEO
の三つ巴で投資を楽しんでいます。
ロボアドの手数料が割高なのは、百も承知。
投資初心者である僕は、THEOのETF自動売買がどのように行われるのかを少額で確かめようと思いました。
約1年間、THEOでの運用を続けて感じたこと、最近の最高値近辺でTHEOがどのような売買を行ったのか。
その点を記事にしたいと思います。どうか、お付き合いいただければ幸いです。
Contents
【ロボアド運用実績公開】THEOは史上最高値付近でどう立ち回っているのか
僕は元々、ポイ活(ポイントサイトでの小銭稼ぎ)の一環で口座開設して、ウェルスナビとTHEOを始めました。
ウェルスナビが売買している銘柄は、非常に王道であり、みんな大好きVTI、VEA(日欧株)、VWO(新興国株)、米国債券(AGG)、金、不動産(IYR)といった具合です。
海外ETFについてネットで検索すると、概ね目にするというか、出会いやすい銘柄が並んでいますね。
これなら自分で直接VTI買ってる方が良いなと思い、すぐに解約しました。
対してTHEOは、中々目にしない銘柄が多く(僕が無知という要素もあるが)、結構頻繁な売買を繰り返しています。
THEOの運用実績、 ~グロース編~
以下は、現在の運用状況です。
まずはグロース(株式)部門。

相場が好調なこともあり、+6~7%の間をうろうろしています。
2018年末の下落では-8%に迫るところまできましたね。
ところで、よくロボアド批判で目にするのが、キャッシュポジションの概念がないという意見です。
でもこれって投資信託でもそうですよね。
基本はフルインベストメントです。
ETF自動売買であるロボアドに資金を託したが、いつまでもキャッシュポジションを持って暴落を待たれていてはたまりませんよね。
キャッシュポジションは自分で管理するものだと思っています。
THEOが買ってるETF ~SPYV~
コアがSPYVというのが、なんかすごく好き。
SPYVは、S&P500バリュー指数に連動しており、当指数は、S&P 500指数構成銘柄の中 で、(i) 株価純資産倍率、(ii) 株価収益率および (iii) 株価 売上高倍率に基づいて、バリュー特性が顕著な銘柄から 構成されています。

バリュー指数だけあって配当利回りも2.5%であり、銘柄数も383銘柄と分散されています。経費率 0.04%
非常に僕好み。
組み入れ銘柄をみると、アップルも入っています。
残念なのは、マイクロソフトが入ってない点です。バリューとは判断されなかったようですね。
THEOが買ってるETF ~VPL~
VPLは、太平洋地域の普通株式を投資対象とします。
VPLの保有配分をみると、

半分以上は日本株であり、構成銘柄は2000を超えます。配当利回り2.9%
THEOが買ってるETF ~FEZ~
FEZは、ユーロ・ストックス50指数のトータルリターンのパフォーマンスに、経費控除前で、概ね連動する投資成果を上げることを目標とします
FEZは調べたけど構成銘柄はあまりピンとこず、まあ欧州への投資ぐらいの認識です。
こういうETFは自分ではまず買わないですね。
国別組み入れ比率はこちら。

疑問なのは、ユーロ圏の大型株に英国株は含まれないのですね。
配当利回りは3.66%、経費率は0.29%
THEOが買ってるETF ~VWO~
VWOは、インデックスは時価総額加重インデックスで、全世界の新興国市場の大型株・中型株・小型株のパフォーマンスを表します。
VWOは、中国の比率が大きいですね。

構成銘柄数は5000以上であり、配当利回りは2.7%、経費率0.12%
THEOの世界分散投資とVTとの違い
ここまでTHEOが購入している銘柄を見て、ある疑問が浮かびませんか?
世界への分散ならば、VT1本で良くない?
VT1本で良いに決まってんじゃん。
低コストだし。
と、またまた怒られそうですよね。
VTとは、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFであり、
・先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されます
・全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています
保有配分はこちら

5割を超える比率で米国が占めます。日本って保有比率2位なのか!
保有上位10銘柄を見ると、お馴染みのGAFAが顔をそろえ、米国以外の企業はネスレのみ。
米国とバチバチに揉めてる中国は、その他に含まれるという冷遇ぶりですね。
では続いて、THEOで保有しているSPYV・VPL・FEZ・VWOの割合を見てみましょう(現在の保有金額から算出)

SPYVはすべて米国株であり、FEZには3.92%の米国株が含まれているので、米国の比率は46.42%です。
VWOは35%ほどが中国株なので、VTと比較すると、やや中国の影響を受けやすい可能性がありますね。
VTとの違いをまとめると、
・米国の比率はTHEOの方が低い(46.42%)
・日本株の割合が多い
・英国株がほとんど含まれていない
・わずかに中国の割合が多い
結構特徴出てますよね。
VTの米国依存が気になる人や、中国の成長に期待する人は好みかもしれません。
ここ最近は日本株が好調ですが、僕が積み立てを開始したのは、2018年12月であり、日本株は低迷していました。
ブレグジット懸念の英国はあえて外してるのか?
興味深いですね。
AIがどこまで考慮して売買しているのかは分かりませんが、都合よく解釈すると、理にかなった銘柄選択かもしれません。
上記の点にTHEOの可能性を感じるので、割高な手数料を支払って投資を継続している次第です。
手数料体系を解説
運用資産額に応じて、手数料が割り引かれるシステムです。

僕は現在0.9%です。
現実的にはとりあえず0.8%あたりを目指したいと思います。
これを高いと感じるかは人それぞれでしょうが、頻繁な売買でのリバランスやこれまでの実績、前述した可能性を考慮すると、他のアクティブファンドを買うよりは面白いかなと思います。
僕のコアの投資戦略は、ノーセルリバランス(売却せずに追加投資でのリバランス・要はンナンピンです)なので、対極であるTHEOからの学びも多いですね。
検討されている方は下記から口座開設できます。
それではまた。
Life is challenge meet it.